娘の出産の時の話です。そのときは立会い出産はしませんでした。息子の時は、立会い出産しました。ここでは立会い出産した娘の時の体験談を話します。
妻の陣痛がひどくなり、病院に向かいます。妻は検査を終え、パジャマに着替えます。
看護師さんに分娩室へ私たちは導かれました。その病院の分娩室は、となりに家族用の待機室がありました。ドアはなく、いつでも行き来できるようになっていました。
娘が生まれる前は、妻とは、分娩室で立会わないで欲しいと言われ、私も出産の時を見るのは、嫌だなと思っていたので、立ち会わないことにしました。
隣の部屋で私は待機しています。分娩室では、妻が誓約書にサインをしていました。
出産時に、メスを入れてもいいのかなどの内容です。
娘の出産の時は、病院に入ってから、産まれるまで4時間くらいかかったと思います。
妻の陣痛がひどくなる一方で、なかなか産まれません。頭は半分出ているのに、と言われました。
そこで、隣の待機室でバランスボールに妻が座り、出産を促す運動をしたりしました。
看護師さんから力まないよう、踏ん張らないよう、息を吐いて、と言われました。
その後、妻は分娩室へ。私は待機室で待ちました。待機室では、分娩室の様子がわかりません。
音のみ聞こえます。妻が苦しんでいる声が聞こえました。妻が力んでしまったようで、看護師から力まないでと言われ、そんなやり取りが続いた後のことでした。
なにか、水のたまった袋に針を刺して、中から水がドバッと流れるような音がしました。
その後、すぐに子供が生まれて来ました。